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山奥の民家に謎の訪問者 その正体は?【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

千葉県市原市の山奥の民家に「何かないか?何かないか?」と言いながら、しつこく現れる謎の訪問者がいるといいます。
その迷惑な行為に困っている住民から番組にメールをいただき、取材を始めました。
「謎の訪問者」とは一体何者なのか?
取材を進めると、驚いたことに以前、「噂の現場」で取り上げたあの迷惑施設と繋がっていたのです。

謎の訪問者の正体

メールをくださったAさんの自宅は山奥の一軒家。
そこに謎の訪問者が現れるようになったのは2年ほど前だといいます。
ほとんどの場合2人で来るそうですが、全員外国人で、「何かないか?」と言ってくるそうです。
早い日は朝9時から大きな声で「何かないか?」と叫び、居留守を使っていると玄関をドンドンと叩くそうです。
しかも、ほぼ時を同じくして軒先や庭先に置いてあったバッテリーや建築資材が持ち去られるようになったといいます。
そこでAさんは、訪問者の正体を明かそうと4台の防犯カメラを設置。
すると目を疑うような行為が録画されていたのです。
訪ねてくる時の大きな声は、たどたどしい日本語で訪問者が中国系の外国人であることが分かりました。
しかも謎の訪問者は3日連続で現れていたのです。

訪問者の狙いは、金属スクラップ

Aさんによれば、中国系の訪問者は金属を含む不用品、いわゆる金属スクラップを探しているといいます。
庭先からはタイヤが2本なくなり、鉄の棒とアルミサッシ10枚もなくなっています。
時には筋肉隆々の男性も現れ、恐怖心を覚えたAさんは警察に通報しましたが、駆け付けた警察官は、「盗難に関しては証拠が無いし、訪問者が集めているのがゴミであれば違法行為になるが、金属スクラップの回収は再生資源物の回収になり違法行為とは言えない」というのです。

現れるのは金属が高騰している時

中国系の訪問者に悩まされているのはAさんだけではありません。
数キロ離れた集落にも現れています。
訪問者は決まって金属が高騰している時に現れるといいます。
そして、取材中、住民からこんな証言を得たのです。
それは「集めた金属スクラップをヤードに持ちこんでいる」という情報でした。
中国系外国人で金属スクラップヤード、それは2023年5月28日放送の「噂の現場」で取り上げた千葉県の迷惑な金属スクラップヤードと重なったのです。

迷惑な金属スクラップヤード

千葉県の住宅街に何か所もできた金属の山、それは「金属スクラップヤード」という鉄やアルミ、銅などを含む再生資源物の山で、周辺住民が困っていました。
流れ出した油による地下水の汚染が懸念され、ヤードの周辺は粉じんで真っ白に。
さらにヤードから聞こえてくる作業の騒音にも住民は悩まされていました。
千葉市では住宅から30メートルしか離れていないヤードで火災も発生しています。
このような事態を取材した5月の放送をAさんは見て、金属スクラップヤードと謎の訪問者が繋がっているのではないかと考え、番組にメールをしてくれたのです。

前回の放送ではヤードが周辺住民に迷惑をかけていても取り締まる法律がないという現状が浮き彫りになりましたが、今回も迷惑な金属スクラップの回収についても取り締まる法律が無いという現状が見えてきたのです。
住民たちが国や県などに対し迅速な対策を求めていた「噂の現場」でした。

文:BS-TBS「噂の!東京マガジン」取材チーム
放送:2023年7月2日(日)午後1:00~1:54

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