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片付けるのが大変!今ドキの遺品整理とは?【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

今や大きな社会問題となっている増え続ける「空き家」。
その原因の一つになっているのが、なかなか進まない「遺品整理」にあるといいます。
遺品整理が進まずに、結果、空き家になってしまうことも多いというのです。
多くの人が途方に暮れるような作業だと感じる遺品整理で今、新しいやり方が流行ってきているというので取材しました。


犯罪の温床になる空き家

Aさんの実家は、ご両親が亡くなった後の遺品整理が進まず、ここ数年、空き家状態になっていました。
すると、何者かにガラスを割られ、家の中を物色されてしまったのです。
幸い被害は無かったそうですが、危険を感じたAさんは、夫と共に遺品整理を始めたといいます。
しかし、休みの日にしか行えないので思うようには進まなかったといいます。
そこでAさんは遺品整理に出張買取り業者を利用してみることにしたのです。

「出張買取り業者」とは?

実は今、遺品を整理する際に専門業者を利用することが増えています。
例えば、古物商の免許を持った業者に様々な遺品を買取ってもらうのです。
業者によっては、依頼者の金銭的負担はゼロ、買取ってもらえたらお金になります。
大きな家具や家電は買取りませんが、それ以外のものであれば、貴金属やブランド品はもちろん、あらゆるものを買取ってくれます。

不用品がお金になる

Aさんが実家の遺品を出張買取業者に査定してもらうと、予想外のものまで買い取ってくれました。
例えば、母親の趣味だった琴やAさんが幼い頃に買ってもらった羽子板。
さらに母親が長年使った鍋などの調理器具も。
それらの物は日本での需要は低いのですが、需要が高い海外へ輸出しているそうです。
あらゆるものを買取るということの背景には海外マーケットの存在があったのです。
買取り金額は、ブランド品が少なく貴金属が無かったこともあり、200点以上で数千円と決して高くはありませんでしたが、Aさんは遺品を整理できたのが有難いし、何より両親が大切にしてきたものをゴミにしなくて済んだのが嬉しいと言っていました。

全部引き取る業者も出現!

有料ですが、生ごみと生き物以外、家電や家具も含め全ての遺品を引き取るという業者もあります。
遺族が高齢だったり単身者である場合は自分での遺品整理は大きな負担です。
そこで全て請け負う業者も出てきたのです。
作業員一人当たりいくらという料金がかかりますが、お金になるものは買い取ってくれるので、その分料金が減るシステムになっています。

大切なのは業者選び

今、遺品整理ビジネスには様々な形態の業者が参入していますが、大切なのは優良な業者を選ぶことだといいます。
というのも、見積もりより請求額が大幅に高くなったなどのトラブルが多いのも事実だからです。
必ず複数社から見積もりを取って比べたり、ホームページに実際の作業風景が画像で掲載されているかなど、様々なアンテナをはって業者を選ぶ必要があるといいます。
遺品整理の大変さと業者の利用法などが見えてきた「噂の現場」でした。

文:BS-TBS「噂の!東京マガジン」取材チーム
放送:2023年8月13日(日)午後1:00~1:54

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