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まもなく33周年!レギュラー16年目の小島奈津子さんに聞く番組の魅力【噂の!東京マガジン】

1989年10月に地上波でスタートした「噂の!東京マガジン」。
番組はまもなく33周年を迎えます。
小島奈津子さんは2007年から出演し、現在16年目。
レギュラーの皆さんとの思い出や、「やって!TRY」のエピソードなどを聞きました!

 母になった自分の人生と番組出演が重なる


――出演依頼を受けた時のことを覚えていますか?

16年前に森本毅郎さんから「そろそろ仕事しない?」と声をかけていただきました。
私は娘を出産して丸1年で、仕事をセーブしていた時期でした。
復帰の機会をいただけたのは本当にありがたかったです。
森本さんとはフジテレビ時代に8年間、ご一緒していたんですよ。
ただ、娘はまだ1歳でしたから大変でした。
私が出掛けるのがわかると大泣きしてしまうので、本番の日は母に来てもらって、家を出る時間に合わせて娘をなんとか寝かしつけ、そっと布団から抜け出して・・・。
その娘も今、高校2年生。
母親としての自分の人生が、「マガジン」と共にあるという感じです。

――出演されて、どんな印象を持ちましたか?

自分が出演する前から見ていましたし、レギュラーの皆さんはお馴染みの方ばかり。
17年も続いている番組なので「受け入れてもらえるかな」と少し心配はありましたが、皆さん本当にアットホーム。
スタジオでも楽屋でも本音でお話しできる方たちです。
生活者目線の番組なので、私は主婦としての経験や、子育て真っ最中という現状、女性の視点を大切にしたいなと思いました。
それは今も変わりません。


「ドッキリ」でレギュラー陣の絆を再確認


――思い出深いエピソードはありますか?

5~6年前になりますが、TBSの「番組対抗!ドッキリアワード」のことは忘れられません。
「笑福亭笑瓶と清水国明が大喧嘩をしたら、小島奈津子はどんなリアクションをするか?」という内容で、私がドッキリのターゲットにされたんです。
「マガジン」本番終了後にお二人が急に喧嘩を始めて、徐々にエスカレートしていって。
他の方たちは台本通りに喧嘩の仲裁に入ったりして、何も知らない私だけ一人キョトン。
そんななか、井崎脩五郎さんが「こんなことでこの番組が崩壊するなんて・・・」みたいなこととボソッとおっしゃって、「え!この番組が崩壊!?」と自分の中に衝撃が走ったんです。
そこで、ネタバラシ。
「なんだドッキリだったのか。良かった~」と思った瞬間、涙が溢れてしまって。
その場にいた女性スタッフたちももらい泣き状態でした。
「ドッキリアワード」大成功ですよ(笑)。
その時に、自分はこの番組と根っこの部分でつながっているんだとはっきり感じました。
私を引っかけようという、森本毅郎さんはじめ皆さんのチームワークのすばらしさもよーくわかりました(笑)。

――小島さんにとってレギュラーの皆さんの存在とは?

一言で言えば、親戚のおじさんたちというか、よく会うご近所さんというか(笑)。
コロナの感染対策でスタジオに集まれない時は「皆さんどうしてるかしら」と思いましたし、LINEで連絡を取り合うこともあります。
森本さんがお休みの時は他の方たちが一段テンションを上げてスタジオに来たり、元気がない人がいればさり気なくカバーしたり。
そういうことが自然にできるチームですね。
それに、私は近ごろどんな現場でも年上の立場になることが多いですが、この番組は何年経っても最年少。
うれしい限りです!
安心感があると同時に、一つのニュースに対して「こういう見方もできるのか」と教わることが本当に多いです。

実はこの写真、「ドッキリ」企画の時に撮影した写真なんだそうです!

「やって!TRY」、プロにはプロの技がある


――「やって!TRY」でプロに聞く時、心掛けていることは?

私の立場は、プロと視聴者の橋渡しかなと思っています。
だから視聴者目線を忘れないことと、シェフが話しやすいように合の手を入れること。
シェフが当たり前にやっている中にも、プロならではのひと手間が必ずあるので、そこをしっかりお伝えするようにしています。
例えば、ナポリタンを作る時は、茹で上がった麺を水で軽く洗っていました。
そうすることで麺がほぐれて炒めやすくなり、ソースもベチャッとしないそうです。
ブリの照り焼きは、生のブリに塩を振って5分程置き、出た水分を拭き取る。
臭みが消えて、おいしさがぐんとアップします。
作り方はインスタグラムやYouTubeでもご紹介していますので、ぜひTRYしていただきたいです!

――ご自身も作るそうですが、一番おいしかったのは?

取材で試食したプロの味を思い出しながら、家で作っています。
最近おいしかったナンバーワンは、六本木の名店「中國名菜 孫」のトマト冷麺。
孫成順シェフのお母さんの味だそうで、本当にお勧め!
あのトマトソースは栄養たっぷりで、作り置きもできます。
温かいご飯にかけてもおいしいそうですよ。


小島奈津子さんおススメ!「中國名菜 孫」のトマト冷麺。
レシピは番組ホームページやインスタグラムで。

オリジナルのレシピ帳を作成


――小島さんはもともとお料理に詳しいですよね?

お料理は昔から好きで、自分で作っておいしかったものをレシピ帳にまとめています。
「やって!TRY」で教わったものも多く、その一つが茶碗蒸し。
茶碗蒸しは毎年のように番組で取り上げていて、最初にレシピ帳に書いたのが確か12年前。
出汁の割合によってはプリンのようにプルプルになるとか、蒸す時にお箸を使うと「す」ができないとか、料理人が変わると新たな学びがあるので、そういう情報もどんどん書き加えてアップデートしています。

番組と視聴者とのつながりを実感


――出演16年目であらためて思う、この番組の良さは?

一番は視聴者の方とつながっていること。
町を歩いていると「ちょっと、ちょっと」と見ず知らずの方に呼び止められて、地域のトラブルや困っていることを訴えられることがあるんですよ。
そんな時、『噂の現場』を見て、身近に感じてくださっているんだなとうれしくなります。
番組ホームページにある情報募集欄を案内しつつ、「私からもスタッフに言っておきますね」と伝えています。
今でこそテレビは双方向で、メールやSNSといったツールもありますが、33年前から視聴者の声を積極的に取り入れた番組作りをしていたんですよね。

――視聴者と一緒に歩んできた33年ですね。

それは大きいと思います。
あとは、出演者が本音でしゃべる。
森本さんはジャーナリストですし、言うべきことは言おうという姿勢は、スタート当時から変わっていないのではないでしょうか。
テレビってどうしても意見を言うのがためらわれたり、最近はますますものを言いづらくなったりしていますよね。
でも、この番組は問題提起をすると同時に、解決に向けて自分たちが言えることは言っていきましょうというスタンス。
出演者もスタッフもそこを念頭に番組作りをしているのが、ご支持いただけている理由かなと思います。
これからも新鮮な情報を生活者目線で、本音でお伝えしていきます!

「やって!TRY」本番中。スタジオは和やかなムード。

▽BS-TBS「噂の!東京マガジン」 毎週日曜ひる1:00~1:54 放送中です。

小島奈津子さんおススメ!
《中國名菜 孫》オーナーシェフ 孫成順さん の
「トマト冷麺」のレシピはホームページや番組公式YouTubeからご覧いただけます。

▽「やって!TRY」公式YouTube
レシピ動画を毎週公開中!例えばこんな動画が…


▽「噂の!東京マガジン」公式インスタグラム
こちらでもレシピ公開しています。https://www.instagram.com/uwasano_bstbs/

▽小島奈津子さんの公式インスタグラム
「噂の!東京マガジン」に関する投稿もいっぱい!
https://www.instagram.com/kojimanatsuko_official/


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