京都の商店街が悲鳴!犬のおしっこで鉄柱が倒壊!?【噂の!東京マガジン「噂の現場」】
ここ数年、全国で鉄製の道路標識や信号機が突然倒れるという事故が起きています。
なかには怪我人が出たケースもあり由々しき事態ですが、原因は単なる経年劣化ではないようなのです。
自治体などが調査したところ犬のおしっこが原因の一つになっていることが判明。
取材班が現場を取材すると「おしっこを水で流しただけではダメ!」という愛犬家の常識を覆すような新事実も分かってきました。
京都の商店街が悲鳴
学問の神様、菅原道真公を祀っている天満宮の総本社、京都の北野天満宮。
その参道にあるアーケード商店街が危機に瀕しています。
実はアーケードの屋根を支えている鉄柱約250本の根元が赤く錆びているのです。
このまま腐食が進むとアーケードが倒壊するかもしれないと心配している商店街の人たちは「近所の人たちが散歩させている犬がおしっこをかけるからだ」と嘆いています。
アーケード街は直射日光や雨を避けられる快適な犬の散歩ルート。
しかも数ある鉄柱が犬にとっては格好のおしっこスポットになっているのです。
商店街ではポスターを張り出すなどして注意喚起していますが効果は薄いといいます。
5年前、鉄柱の根元を鉄板で補強する改修工事を行いましたが再び腐食は進んでいます。
店じまいする店舗が増えるなか、再び改修工事を行うのは無理だと頭を抱えています。
おしっこを水で流してもダメ⁈
京都の商店街で犬を散歩させている人たちの多くは、おしっこをペットボトルに入れた水で流しています。
それは今や全国的な愛犬家の常識ですが、専門家によればそれでは不十分だといいます。
犬のおしっこには雨よりも強い金属を錆びさせる物質が含まれているそうで水で軽く流す程度では、さほど効き目がないといいます。
一番有効な対策は飼い主が愛犬に自宅でおしっこをさせてから散歩させることだといいます。
自宅でおしっこのしつけ
とはいえ、自宅でおしっこをさせるのは難しいという飼い主さんも多いと思うので専門家にしつけの方法を教えてもらいました。
自宅で犬がおしっこをするまでワンツー、ワンツーと声をかけ続け、うまくできたら褒めてご褒美をあげるといいそうです。
実際、取材した人の中には2週間ほどで自宅でおしっこをするようになったという飼い主さんもいました。
自分ではできないという人には、犬のしつけ教室を利用するという手段もあります。
とはいえ無理強いは禁物。
どうしても外でおしっこをしてしまう場合は、ペットシーツを持ち歩き、おしっこがかからないよう道路標識などの鉄柱をガードすればいいといいます。
ペットは家族、犬のトイレもインフラに?
鉄柱の倒壊を防ぐためにもと犬の公衆トイレともいえる製品が開発され、現在、全国300か所に設置されています。
それは電柱に見立てたステンレスの柱に犬がおしっこをした後、飼い主がボタンを押し水で洗い流すという仕組みになっています。
設置費用は100万円以上かかりますが、行政などがインフラの一環として整備に乗り出せば犬のおしっこ問題は解決するかもしれません。
ペットは家族という時代、多くの人にとってペットがかけがえのない存在になっている今、犬のおしっこ対策も社会の課題として考えるべきだと感じた噂の現場でした。
文:BS-TBS「噂の!東京マガジン」取材チーム
放送:2024年6月2日(日)午後1:00~1:54
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