BS-TBS配信担当 激推し!ドラマ「サワコ」最終話は絶対見るべき~濃密な人間ドラマを演じきった趣里&深川麻衣〜
いよいよ最終回を迎えるドラマ「サワコ」。
TVerやParaviなどの配信を担当するBS-TBSスタッフによる激推しレビューをお届けします。
最終回は12月4日(日)よる11時からです。
TVer視聴回数、BS-TBS過去最高の「サワコ」。配信担当の特権でひと足お先に最終話を視聴!
影は光がなければ存在し得ない。
そして光のあるところには必ず影がある。
こんにちは、BS-TBS配信担当の岡尾です。
皆さん、ドラマ、見ていますか?
今クールの話題作として、TVerの視聴回数もBS-TBS過去最高を記録している「サワコ~それは、果てなき復讐」。
現在第9話まで配信されていますが、配信担当の特権で、ひと足お先に最終回を観ることができました!
観終わったあと、思わず「ふぅ…」とため息を付くほど物語に入り込み、思わず「凄ぇなこれは…」と呟いてしまうほど見応えある作品でした。
▽「サワコ~それは、果てなき復讐」はTVerで見逃し配信中です
「凄ぇなこれは…。」第9話はサワコ(趣里)とマチカ(深川麻衣)の対決シーンがヤバイヤバイヤバイ!
ドラマ前半はサワコ(趣里)によって人生を滅茶苦茶にされたマチカ(深川麻衣)を描き、そして第6話からそのマチカによる復讐が始まり、現在配信中の第9話ではこれまでの謎が一気に解き明かされています。
特に9話は別荘の地下室に閉じ込められ、サワコとマチカによる対決シーンがみもの。
趣里さんも深川さんも、かなりの長台詞とともに、相手から叩きつけられる言葉に対する心の動きを、その表情、声、目、指先にいたるまでフル動員して見事なまでに表現しきっていたのでした。
サワコとマチカの対決は、趣里さんと深川さんの芝居での対決でもあります。
2人の若い女優の対決はドラマの物語とあいまって、息を呑むものでした。
お芝居の経験では一日の長がある趣里さんが、深川さんをどんどん引っぱり、それに乗る形で見事な打ち返しを見せる深川さん。
正直なところ、最初はお二人の可愛さにアイドル的な(実際深川さんは乃木坂46ご出身ですが)興味しか抱いていなかった私ですが、これほどの芝居はなかなかお目にかかれません。
それほどの迫力と緊張感に良い意味で期待を裏切られました。
時にエキセントリックに、時に少女のようにその表情を変え、サイコパスな一面を見せながらも、マチカへの愛を超えた一途な気持ち、自分の存在の全てを託すかのごとく、彼女を自分のものとしようとするサワコ。
趣里さんの可憐で可愛い見た目、あの細い身体のどこからそんな野太い声が出せるのか。
どうしたらそんなに人間のもつ影の部分に迫った表情が、目が、そして純粋さが出せるのか…。
ヤバイヤバイヤバイとただひたすら思いつつ、画面から目が離せません。
対するマチカはどこまでも悪にはなりきれない、どれほど復讐の炎に身を焦がしたとしても、どこか漏れ伝ってくるサワコとは対象的な存在。
しかし、サワコとの対決ではそのマチカも狂います。
サワコに対抗するには自分も影に堕ちなければならない。
しかし彼女はそうはなりきれません。
その、どこかなりきれない光の部分、明るさ、深川さんは天性のその存在感を活かしつつ、力強さと清廉さが同居した女性を演じていました。
趣里・深川麻衣の「競演」であり「狂演」。作り手の「魂」を感じる最終話。観てください。間違いありません。
最終話。
第9話がまるでピークのようにすら感じるのに、このあと一体どうするんだ?と思いながら観たのですが、「そんな通り一遍の物語では終わらせねーよ!」という作り手の魂が垣間見られます。
一度は逃げ出した別荘の地下室に連れ戻されたマチカ。
そこで展開される物語は、サワコとマチカの本質的な関係を突きつけてきます。
強烈かつ純粋に相手を求めるサワコ、それを否定しつつ否定しきれないマチカ。
第9話から更に進んだ、趣里さんと深川さんの「競演」であり「狂演」。
瞬きするのも惜しい時間でした。
観終わったら間違いなくどっと疲れるでしょう。
そして最初に私が書いた、「凄ぇなこれは…」の意味を理解してもらえるはずです。
観て下さい。
間違いありません。
書いた人:BS-TBS コンテンツ事業部 岡尾昌幸
▽「サワコ~それは、果てなき復讐」まだ観てない方もまだ間に合います!
▽Paravi、Amazonプライム・ビデオ、hulu、U-NEXT、ひかりTVでも、過去回全話配信中です!
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