映画字幕のレジェンド戸田奈津子さんの趣味は?! ハリウッド映画好きにはたまらない話題がてんこ盛り【Style2030 賢者が映す未来】
はじめまして。
マーケティングPR部の石橋希生です。
番組の宣伝担当や番宣スポットの運用業務を担当しています。
今回は【TBS NEWS DIG】公式YouTubeチャンネルでも配信中の、BS-TBS「Style2030 賢者が映す未来」をご紹介します!
映画好きなら誰もが知っているあのお方が登場
私はこの番組の宣伝担当ではないのですが、長年憧れていた方がゲストに決定したと聞き、noteで番宣活動をするというミッションを得て、収録現場にお邪魔してきました。
そのゲストとは…
数々の名作を手掛けてきた、映画字幕翻訳界の第一人者。
映画好きの方はエンドロールの最後で幾度も名前を目にしてきたはずです。
もうピンと来ましたよね。
そうです、戸田奈津子さんです!
MCの皆川玲奈アナウンサーも、「戸田奈津子さんの映画で育ってきたも同然」と言っていましたが、私も全く同じです。
私が初めて劇場で観た洋画は『ロード・オブ・ザ・リング』。
『ミッション:インポッシブル』シリーズは言わずもがな、『戦場のメリークリスマス』『ブラック・レイン』『スター・ウォーズ ep1~3』『シンドラーのリスト』等、お気に入りをいくつ挙げても、戸田さん以外の字幕翻訳家のお名前が(殆ど)見つかりません!
そんなわたくし、どうしても戸田さんの言葉を、余すことなく聞きたかったのです。
好きなことを人生の中心に
では放送内容のご紹介へまいりましょう。
冒頭、VTRで戸田さんが、ケヴィン・コスナー、ブラッド・ピット、トム・クルーズと仲睦まじくお話されている様子を見ただけで、ときめきが止まらなくなったというミーハー話はさておき……。
「Style2030 賢者が映す未来」は、現代社会が抱える問題を乗り越えるためのSDGs(持続可能な開発目標)17の項目から、ゲストがテーマを選び、対談を進めていく番組です。
戸田さんは、目標8「働きがいも経済成長も」を選び、“好きなことを人生の中心に”と提言。
ううむ……。
子どもの頃から好きだったという映画を仕事にして、87歳の現在も第一線で活躍している戸田さんが言うと、本当に説得力があります。
ただ、みんながみんな、好きなことを仕事に出来るわけではないですよね。
それでも戸田さんは、「誰しも何かひとつは好きなことがあるはずだから、それを基盤に人生設計していけば、働きがいになる」とおっしゃるのです。
(あの収録の時間こそが、私にとっては“好き”に繋がる至福の時。番組担当ではない私に収録立ち会いを許可してくれた皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。)
戸田奈津子、5人説!?
なんと、戸田さんは忙しい時、年間50本、週1のペースで仕事をこなしていたそう。
“戸田奈津子5人説”が囁かれていたのも納得です。
MCの龍崎孝さんも、「これだけ忙しいと映画を観たくない時もあったのでは?」と質問。
これに対して戸田さんは、「とんでもない。それでも映画はまだまだ観たい」と、きっぱり。
もう……なんて格好良いのでしょうか。
でも、それが「好き」ということ。
心の底から好きなものって、何があってもずっとずっと好きですよね。
戸田さんが仕事に情熱を持ち続けられる秘訣は……。
ずばり、「好きなことは苦にならない」。
ひとりで何役も演じられる仕事
戸田さんは1本の映画を翻訳する時、頭の中であらゆる人になっていると言います。
機械的に文字を並べるのではなく、役になりきって、登場人物たちの「感情」を伝えるのです。
1本の映画を通して、1人で何役にもなれる。
これだけを考えるとワクワクしますが、映画の中だけではなく、外にいる観客のことも考えなくてはいけません。
いかに短く、最適な日本語を当てはめるかが重要なんです。
実際にMCのおふたりが、今年7月から上映された『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 』の字幕翻訳に挑戦!
言葉を生業とするおふたり。
気になる字幕翻訳の実力のほどは、放送の中でご覧ください♪
(私は収録の直近で鑑賞していたので、答えを覚えてしまっていました……。)
戸田さんの永遠の趣味は……
戸田さんが普段、映画以外に何をしているのか。
とても気になりますよね?
運動はお嫌いだということで、生涯続けていきたい趣味は、ズバリ「読書」。
本当に一貫して文化的!
想像通りのご回答でほっこりします。
「映画から色々学んだが、本当に生きていくうえで大切なことを学んだのは『本』から」だという戸田さん。
確かに、映画は多角的に情報を得ることが出来ます。
一方、本は行間を読み取って、能動的に理解していく必要がありますよね。
だからこそ活字の中で新しい世界に出会った時、とても記憶に残るのだと思います。
私も振り返ってみると、価値観や人との接し方など、実体験と同じぐらい、著者や本の登場人物から影響されてきたような気がします。
番組収録が行われた時、戸田さんが読んでいた本は、イギリスの俳優で映画監督のケネス・ブラナーが若い頃に書いた自伝。
シェイクスピア俳優としても名高いですが、最近だと「名探偵ポワロシリーズ」の監督・主演をしているあのお方です。
戸田さんによると、映画スターはアメリカにもいるが、名優を生み出すのはイギリスが多いとのこと。
私も安直極まりないですが、少しでも戸田さんの思考に近づきたくて、ケネス・ブラナーの自伝を購入してしまいました!
かわいいイラストの正体は?
この番組では収録を「グラフィック・レコーディング」という方法で記録しています。
イラストやキーワードを交えて、リアルタイムで「見える化」しているんです。
先ほどから数枚画像を貼り付けていますが、戸田さんや映画のひとコマのイラストが、とても可愛く、素敵ですよね。
戸田さんも、グラフィックレコーダーさんの高度な仕事ぶりに感心していました♪
グラレコについてはBS-TBS公式noteに記事がありますので、ぜひこちらもお読みください。
その他にも、トム・クルーズさんの人柄や、戸田さんが字幕翻訳家としてデビューするきっかけとなったフランシス・フォード・コッポラ監督とのお話など、ハリウッド映画好きにはたまらない話題がてんこ盛り!!
ぜひ【TBS NEWS DIG】公式YouTubeチャンネルでご覧くださいね!
現在は前半が公開中。
後半は11月5日(日)午後4時にアップ予定です。
書いた人:石橋希生(BS-TBS ブランドプロモーション室 マーケティングPR部)
▽「Style2030 賢者が映す未来」
次回放送:2023年11月26日(日)午前10時~
ゲスト:中嶋涼子さん(車いすインフルエンサー)
▽番組公式サイトはこちら
▽番組公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/2030_style
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