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噂の!東京マガジン

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BS-TBSで放送中「噂の!東京マガジン」です。番組でお届けした内容ををnoteの記事としてお届けしていきます。
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2023年1月の記事一覧

どこを走ればいいの?自転車取締り強化に困惑【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

昨年11月、警視庁は自転車の事故が増えていることを受け、自転車による交通違反の取締りを強化しました。 すると利用者の多くから困惑する声があがったのです。 なぜなのか? 取材を進めると自転車の交通ルールが今の道路事情などに合っていないことなどが分かってきました。 改定された自転車安全利用五則 マナーの悪い自転車利用者が多く、その無謀な運転が事故に結びついていることは紛れもない事実です。 そこで去年11月、国は自転車安全利用五則を改定しました。 ① 「車道が原則、左側を通行

なぜ40年も野放しに?住民大迷惑!川の不法占有【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

埼玉県越生町にある建築関係の会社が、町内を流れる橋戸川を不法占有し、川の上に大きな建物を建ててしまっている現場です。 それが原因で大雨の時には周辺では浸水被害が出ていますが、不法な状態は40年以上も続いています。 なぜそんなことになっているのか? 取材を進めると、なんと野放しにされていた違法な行為は他にもあったのです。 浸水被害とその原因 越生町が管理する橋戸川を建築会社がある下流へ進んでいくと、川の上を塞ぐように建物が建てられていました。 さらにその先に進んでいくと、川

あの噂の現場は、その後どうなったのか?【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

2022年、最後の「噂の現場」放送では、これまでに取材した現場のその後を追いました。 するとそこには、喜ぶ住民と怒りを増していた住民、それぞれの姿があったのです。 外環トンネル工事 陥没現場のその後 2年前、東京都調布市の閑静な住宅街で起きた陥没事故は今、住民への補償の段階に入っています。 地下で外環トンネルの工事を進めていた事業者は工事と陥没事故の因果関係を認め住民への補償を明言しましたが、住民の多くが不満を訴えています。 事業者は補償範囲を3つに区分けしました。 1つ

なぜ50年も解決しない?危険な駅【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

池袋から電車で約1時間、埼玉県の東武鉄道越生(おごせ)線川角駅。 この駅とその周辺は、毎朝、通学する学生と車で大混雑し、周辺の住民にも迷惑を及ぼしています。 しかもこの問題、50年以上続いているそうです。 なぜ混雑が続き、半世紀も解決しないのでしょうか。 ホーム、階段、改札、踏切、道路…すべて大渋滞 埼玉県中部の毛呂山町(もろやままち)にある、川角駅。 昼間はのどかなこの駅の周辺は、朝の通学時間帯は、大渋滞が発生します。 ホームは学生で一杯になり、逆側に渡る階段は身動きが

本当に必要なのか?町田市 美術館の隣に美術館【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

町田市在住の方から番組にメールをいただきました。 その主な内容は… というもの。 総額40億円をかけて、なぜ美術館の隣に美術館を建設するのか。 そして、住民が親しんできた、美術館の中の工房、版画工房をあえて外に作り直す理由とは… 美術館の隣に美術館 美術館の中に生活道路 駅から歩いて15分の町田市立芹が谷公園は、東京ドームおよそ3個分の広さ。 この公園内にある、国内唯一の版画中心の美術館が、町田市立国際版画美術館。 葛飾北斎ほか、2階展示室には貴重な版画作品を3万点以上