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噂の!東京マガジン

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BS-TBSで放送中「噂の!東京マガジン」です。番組でお届けした内容ををnoteの記事としてお届けしていきます。
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#エンタメ

小田原市の重要文化財の利活用に住民から不満の声!【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

今、全国の自治体で国の登録有形文化財である歴史的な建物をどう保存していくかが課題となっています。 そんな中、神奈川県小田原市が約100年前に建てられた木造建築を民間事業者に貸し出し、今年3月から日本料理店として利活用したところ、住民から見直しを求める声が上がるようになったのです。 これまで税金から支出してきた年間およそ1300万円の維持管理費を実質0円にできるというのに、なぜ住民は不満を訴えているのか?取材しました。 市民憩いの場“清閑亭” 日本料理店として利活用されたの

相模原市で100世帯が突然立ち退き対象に!? 住民置き去りの道路計画【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

JR横浜線、JR相模線、京王線と2社3路線が乗り入れている神奈川県相模原市の橋本駅周辺は、アクセスが良いということでベッドタウンとして栄えてきました。 さらにリニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)ができる予定で、駅周辺では開発が進んでいます。 それに伴う新たな道路計画により、相模原市がおよそ100世帯に対し立ち退きを要求しましたが、住民は猛反発。 計画の白紙撤回を訴えています。 突然、降って湧いた道路計画 立ち退きの理由である道路計画。 それは住宅街の真ん中に幅22メートル

本当に必要?人工干潟に住民が猛反対!【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

東京湾に面している千葉県市川市の海岸線はほとんど埋め立て地です。 そこで市は去年8月、市民が海と触れ合える場所を造るということで人工干潟を造成する計画を発表しました。 しかし、住民から猛反対されているのです。 なぜ反対なのか? 取材を進めると、人工干潟造成のリスクと市がどうしても造成したいもう一つの理由が見えてきました。 人工干潟計画とは? 計画地はJR市川塩浜駅近くの工業地帯の海岸線。 そこに幅100メートル奥行50メートルの人工干潟を造成するといいます。 規模は大きく

漁師が釣った高級魚クロマグロをなぜか放流!? 【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

日本人が大好きなマグロ。 なかでも天然のクロマグロは最高級品ですが、実は、ある漁師たちは釣ったクロマグロの半分以上を海に放流しているのです。 なぜ、そんなもったいないことをしているのか? その謎に迫りました。 現場は外房・勝浦沖 今回の現場は外房の千葉県勝浦市。 沖合をクロマグロが回遊する黒潮が流れているので全国有数の漁場になっています。 勝浦沖では組合に所属する数十隻の小型漁船が小規模なはえ縄漁を行っていますが、勝浦漁港から豊洲市場までは車でわずか2時間なので、天然の生

その後の“現場”スペシャル!モンスターウルフ・50年混雑の駅・ゆるキャラのその後【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

かつて取材した「現場」のその後を探る「その後の現場」。 今回は、野生動物追い払いロボット「モンスターウルフ」、改札口が一つしかなく50年以上混雑が続いていた埼玉県の川角駅、そして茨城県のゆるキャラの「その後」を取材。 それぞれの予想外の「その後」とは…… 野生動物追払ロボ「モンスターウルフ」のその後 最新型「ウルフムーバー」 とは 番組が2017年から取材し続けてきた「モンスターウルフ」。 狼の姿、鋭い眼光や音声で、これまで多くの畑で効果を発揮。 2年前の取材ではタイヤが

危険すぎる違法電動アシスト自転車 急増したワケは?【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

さまざまなタイプの製品が発売され、販売台数も一般の自転車を上回っている電動アシスト自転車。 ところが近年、違法で危険なものが売られ、事故も増加しています。 違法な自転車でありながら、なぜ出回っているのか。 規制をかけることはできないのか。 実態を詳しく取材しました。 一般の自転車を上回る販売数の電動アシスト自転車 正しい基準とは 200種類以上を揃えた日本初の電動アシスト自転車の専門店が誕生するなど、今や一般の自転車以上に幅広い世代に浸透している、電動アシスト自転車。

法律ができても無くならない「盛り土」【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

今回の「噂の現場」は、危険な土砂の山「盛り土」を取り上げました。 盛り土に関しては去年5月、盛り土を作らせないようにする通称「盛土規制法」が施行されましたが、その後も福島県などでは新たに盛り土が造られているのです。 一体どういうことなのか? 取材すると、「盛土規制法」の意外な実態が見えてきました。 福島県西郷村にできた土砂の山 東京駅から東北新幹線で80分という新白河駅がある西郷村は緑豊かな村です。 ここ数年は、その生活環境の良さを気に入った移住者が増えている田舎暮らしの

おじさんも大ハマリ!ウサギブームの光と影【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

今、ペットのウサギがブームになっています。 鳴かないし、大人しいし、可愛らしいということで飼う人が増えているのです。 しかし、その一方、多頭飼育崩壊といった問題も起き、数多くのウサギが悲惨な目にあっています。 「噂の現場」は、ブームという光と飼育崩壊という影を取材しました。 ウサギブームの実態 都内で最近増えているウサギカフェ。 都内にあるお店は10匹のウサギたちに逢うために多い日は客が60人も来るという大盛況ぶりです。 またウサギ専門のペットショップも増えていて、訪れた

なぜ都会を離れて田舎に移住?森を再生するロマンとは?【噂の!東京マガジン「噂のあの人」】

夏から始まった新コーナー「噂のあの人」の第2回です。 今回は都会から田舎に移住し林業に転職した若者を小島奈津子さんが取材しました。 仕事がきつくて地味ということで敬遠されがちな林業になぜ転職したのか? その理由を探っていくと、林業に新規参入し新しい風を吹かせている会社の存在がありました。 林業に転職した若者:片岡洸太さん 神奈川県横浜市出身の片岡洸太さん23歳は、去年の夏、林業の会社、青葉組に入社した新人林業マンです。 大学を卒業後、不動産会社に入社しましたが水が合わず1

一体なぜ?公共施設がボロボロなのに豪華施設を計画する久喜市【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

埼玉県久喜市で、中学校の校舎や駅前の歩道橋など、多くの公共施設が老朽化。 一部の施設では事故が起きているのに、修理が進まず、問題になっています。 一方で市は、多額の予算が必要な、ある豪華施設の建設を計画。 一体どういうことなのか? 市民はどう感じているのか? くわしく取材しました。 都心まで50分のベッドタウン 埼玉県久喜市 埼玉県の北東部に位置する久喜市は、人口およそ15万人のベッドタウン。 都心まではおよそ50分と、アクセスも良好です。 久喜市は50年ほど前のベビーブ

熱帯魚から大型魚まで!荒川が外来生物天国となっている理由とは?【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

2023年6月、アメリカザリガニとアカミミガメが野外に放すことを禁止する条件付特定外来生物(※後述)に指定されました。 そんな中、一級河川の荒川では、多くの外来生物が生息し、被害に困っている人たちがいます。 荒川といえば、埼玉から東京へ、都市部を多く流れる河川。 なぜ外来生物があふれているのでしょうか。 アリゲーターガー グッピー コクチバス…まさに外来生物天国の荒川 荒川は、埼玉県秩父連山の甲武信ケ岳から流れ出し、埼玉から東京にかけて流れ、最後は東京湾に注ぐ全長173キ

増加する学童保育の待機児童。ではなぜ支援員は増えないのか?【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

共働きの家庭が小学生の子供を預ける場所である「学童保育」。 近年、その「学童」の待機児童数が増加しています。 以前問題になった「保育所の待機児童」は大幅に減少したのに、学童の待機児童は、なぜ減らないのか。 現場で働く人の声を聞きながら、探りました。 多様な形態の学童保育 学童保育の名称は、学童クラブ、放課後児童クラブ、放課後キッズクラブなどさまざま。 また、公設公営、民設公営、民設民営など、運営形態もさまざま。  公営の場合、自治体の補助金(自治体ごとに異なる)と保護者が

夏休みの自由研究・天然記念物ニホンカモシカが人里に出没‼【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

今回の「噂の現場」は小島奈津子さんの初取材。 夏休みの自由研究「ニホンカモシカ」です。 高山帯を棲み処にしている国の特別天然記念物ニホンカモシカがここ数年、東京都青梅市の人里に頻繁に出没するようになり住民たちが驚いています。 実は、宮城県仙台市や盛岡市などの都市部にも姿を現しているのです。 ニホンカモシカが、なぜ人里に現れるようになったのか? その原因と知られざる生態にせまりました。 滅多に見ることができない珍獣ニホンカモシカを小島さんは、目撃することができたのでしょうか?

いったいなぜ?関東一小さな村に移住した若者【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

関東で最小、人口530人の村に、大学を卒業したばかりの若者が、東京から独りで移住しています。 しかもその若者は、村の空き家を扱う不動産屋を始めました。 一体なぜそんな思い切った行動に出たのでしょうか。 人口530人 関東地方最小の山梨県丹波山村 都心から車で2時間半、東京都との境に位置し、離島を除くと関東で人口が最少の村、山梨県丹波山村。 温泉やキャンプ場があり、原木舞茸などの名物も多く、観光地としては人気です。 しかし村にはコンビニは一軒もなし。 60年前は2200人い