「よいの日WEEK」まもなく開幕!企画立案者の営業部員がスタート前に振り返る…全社イベントはこうして始まった。
はじめまして。
BS-TBS営業部の黒木彩香です。
BS-TBSでは、3月27日(月)から4月1日(土)までの間、「よいの日WEEK」を実施することとなりました。
元々の企画を作った張本人は、私と後輩のKです。
「どうして『よいの日』企画を立ち上げようと思ったのか、ぜひ書いて欲しい!」と依頼を受けまして、このたび筆不精ながら、記憶をたどって綴らせていただきます。
「同世代の人にもBS-TBSを知ってもらいたい」と思ってはいたものの…
私はBS-TBS新卒プロパー(正社員)1期生として入社しました。
入社した時から思っていたのは「同世代の人にもBS-TBSを知ってもらいたい、見てもらいたい」ということ。
もちろん面白いコンテンツを作ること、それがテレビマンとしては第一だと思う一方で、「そもそも知ってもらうためになにか仕掛けないといけないのでは」と思っていました。
……と思いながら、色々な部署を渡り歩き、日々の仕事に忙殺され過ごすうちに時は過ぎ……。
すべては後輩Kくんとの立ち話から始まった
あれは2021年の秋。
「なんかさぁ、面白いことしたいよね」
後輩Kと社内で立ち話をしていました。
営業部員である私たちは、「CM30秒いくらでどうですかっ!?」「御社との親和性ばっちりですっ!」「視聴率いいんですっ!!」と日々セールスをしています。
でも、会社という大きな組織の中だとなかなか制作者の思いが伝わってこなかったり、営業としてのスケジュール感でセールスタイミングが合わなかったり、時にうまくいかないこともありました。
「もうさ、営業とか編成とか制作とか事業とか関係なく、何かを一緒にできるプロジェクトみたいなのを作ればいいんじゃない?」
「それやるなら、BS-TBSにしかできないことでやりたいですよね」
なんて話をしているうちに、ちょっと企画書を書いてみようとなったのです。
「よいの日」誕生の日
数日後……
「やっぱり、他がマネできてないコンテンツは、『吉田類の酒場放浪記』とか『町中華で飲ろうぜ』ですかね?酒コンテンツは強みですよね」
「うん、それを軸に書いてみよう。で、どうする?企画のタイトル」
「なんかいいゴロとかないですかねぇ」
「酒、中華、グルメ、うーん…… 飲む、酔う、ん? 酔う…よう…よう…、よい!」
「よい!4・1!4月1日を『よいの日』にしよう」
だいぶ端折りましたが、そんなふうに私と後輩Kの会話から生まれたのが「よいの日」でした。
とはいえ、私たちだって企画が通るとも思っていません。
山のように企画書が出てくるテレビ業界。
気長に待つかぁ~。
もうダメだったかも。
……と、またもや日々の仕事に忙殺されて、企画のことなんて忘れていた数か月後。
「『よいの日』、やってください!」
まさかのGOサインが出たのです。
え……いいの? ……いや、よいの!?!?
かくして、「『よいの日』プロジェクト」がゆるりと始まったのでした。
GOサインは出たものの…具体的案に突如行き詰まる!
GOサインは出たものの。
そもそも何をどう進めたらいいのかわからない!
とりあえず、独断と偏見で各部署にお声がけした諸先輩方と後輩に集まっていただき、まっさらな状態からスタート……したのですが。
「番組?何したいの?」
「イベント?何したいの?」
「グッズ?何作りたいの?」
「やりたいこと、やればいいじゃん!」
「や、やりたいこと……?」
そう、正直、そんな深いところまで考えていなかったんです。
「BS-TBSの特徴あるコンテンツを使ってお祭りがしたい。もともとの番組のファンにも喜んでもらいたい。出演者にも恩返しがしたい。それを使ってPRもしたいし、一緒に盛り上げていただけるスポンサーも募りたい!そして何より、会社全体で取り組めるプロジェクトにしたい。それをみんなで考えたい!」
うん、甘かった……反省。
よき相談相手「ファンクラブ『なかの人 一合』」。そして26人の心強い有志たちが!
そのころから私の相談相手となってくれたのが、あの、ファンクラブ「なかの人一合」。
二人で色々考えるものの、山はそう簡単には動かず。
もう私たちだけではどうにもならん!ということで、社内から有志を集めることになりました。
でも海のものとも山のものともわからないこのプロジェクトに、一体何人が参加するのか。5人……いや3人くらいかも。
……締切日までポツリポツリとメールがくるものの、全然増えない。怖い。
しかしあれですね、みんな夏休みの宿題は最後にやるタイプだったのでしょうか。
締切日の夕方に、ドドドッと参加表明が届き、26人が集まってくれたのです。(感涙)
人が増えると意見や思いも増える。でも全部は叶えられない。
集まってくれたことに感動したのもつかの間……
まだ何も決まっていないものに対して、人の割り振りを決める段階ですらない。
日々の仕事があるなか、これだけの人数が定期的に集まるのは難しい。
迫りくるあらゆる問題に、あーでもないこーでもない、とファンクラブの「なかの人一合」と小部屋に籠りながら考え、意見交換し、励まし合う日々……。
集まってくれたメンバーに意見を聞くと本当に色々な意見が出てくるなか、これをまとめるにはどうすればいいんだ!?状態。
人が増えると、みんなの思いも色々出てくる。でも全部は叶えられない。
いろんなことに耐え、闘い、調整し、疲弊していく仲間たちを見ていると、
「なんでこんなこと言ってしまったんだろう……なんでみんなを巻き込んでしまったんだろう……」という気持ちがよぎり、「いや、いかんいかん。なんとしても形にしなければ」と気持ちを奮い立たせて、なんとか這いつくばってここまで来ました。
そして、1年半前に紙ペラだった「よいの日」が、あと少しで始まろうとしています。
頑張るすべてのオトナへのエール「オトナを楽しもう。」
今回の「よいの日」のテーマは“オトナを楽しもう”。
オトナって、大変ですよね。
頑張るのが当たり前だし、頑張ってもたいして褒められないし、むしろ怒られたり、無理難題にぶち当たったり、辛くて苦しくても泣けなかったり、見た目よりも心はズタボロだったり、休日なんてあってもぐったりして終わったり。
それでも毎日生きるために頑張っている。
BS-TBSのコンテンツに出演している人たちには、「オトナを楽しんでいる」人たちがたくさんいます。
彼らを見ていると「オトナっていいかも」「もっとオトナを楽しみたい」と思えるはずです。
毎日仕事や家事や子育てに追われ、「楽しんでいる時間なんてないよ」というオトナのみなさんへ。
ちょっと肩の力を抜いて、「なんかこういうオトナもいいよね」と思ってくだされば。明日から自分もそんなオトナを目指そうかな、なんて思ってくだされば。
そんな、頑張るすべてのオトナへのエールを込めて。
続きは「よいの日」で会いましょう!
書いた人:黒木彩香(BS-TBS 営業局 営業部/「よいの日WEEK」プロジェクトリーダー)
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