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噂の!東京マガジン

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BS-TBSで放送中「噂の!東京マガジン」です。番組でお届けした内容ををnoteの記事としてお届けしていきます。
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法律ができても無くならない「盛り土」【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

今回の「噂の現場」は、危険な土砂の山「盛り土」を取り上げました。 盛り土に関しては去年5月、盛り土を作らせないようにする通称「盛土規制法」が施行されましたが、その後も福島県などでは新たに盛り土が造られているのです。 一体どういうことなのか? 取材すると、「盛土規制法」の意外な実態が見えてきました。 福島県西郷村にできた土砂の山 東京駅から東北新幹線で80分という新白河駅がある西郷村は緑豊かな村です。 ここ数年は、その生活環境の良さを気に入った移住者が増えている田舎暮らしの

山奥の民家に謎の訪問者 その正体は?【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

千葉県市原市の山奥の民家に「何かないか?何かないか?」と言いながら、しつこく現れる謎の訪問者がいるといいます。 その迷惑な行為に困っている住民から番組にメールをいただき、取材を始めました。 「謎の訪問者」とは一体何者なのか? 取材を進めると、驚いたことに以前、「噂の現場」で取り上げたあの迷惑施設と繋がっていたのです。 謎の訪問者の正体 メールをくださったAさんの自宅は山奥の一軒家。 そこに謎の訪問者が現れるようになったのは2年ほど前だといいます。 ほとんどの場合2人で来る

なぜ出現?対策は?巨大な金属の山に住民大迷惑【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

近年、住宅地の近辺に、金属の廃品を大量に山積みする、「金属スクラップヤード」と呼ばれる施設が急増。 周辺住民が、騒音など、環境の悪化に悩まされ続けています。 一体誰が、金属スクラップを持ち込んでいるのか。 またこのような施設が近年になって増加したのは、なぜなのでしょうか。 千葉・袖ヶ浦市 高さ10m以上の金属スクラップの山も!市内に9か所 袖ヶ浦市の住宅地そばの道路沿いに、6年ほど前に出現した、金属スクラップの山。 付近の幼稚園は、朝夕、出入りするダンプの騒音に悩まされ、

巨大団地のスーパーが撤退!住民の生活はどうなる?【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

今、昭和のベッドタウンとして開発された各地の巨大団地で入居者が減り、高齢化が進んでいます。 そして、団地内にある商店街の多くがシャッター街となり、スーパーも撤退するという事態が起き、生活がしづらくなっているのです。 そんななか、若い世代による団地再生の動きもあります。 今回の「噂の現場」は、団地の光と影にスポットをあて、団地の未来について考えてみました。 昭和の頃は夢のまちだった“百草団地”の買い物難民 東京都日野市と多摩市にまたがる百草団地の入居開始は多摩ニュータウンよ

増えたハトのエサやりで被害拡大【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

今回の噂の現場は、神奈川県川崎市にお住まいの方から番組へいただいたメールをきっかけに取材を始めました。 そのメールには「近所の公園でハトにエサをやる人が増えていて困っています。遊具は糞だらけで子供が遊べません。公園周辺の歩道も糞だらけです」と書かれていました。 そして、スタッフが改めてハトの被害について調べてみると今、全国で広がっていることが分かってきたのです。 川崎市の児童公園での被害 エサやりが行われているという公園へ行ってみると無数のハトが目に飛び込んで来ました。

どこを走ればいいの?自転車取締り強化に困惑【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

昨年11月、警視庁は自転車の事故が増えていることを受け、自転車による交通違反の取締りを強化しました。 すると利用者の多くから困惑する声があがったのです。 なぜなのか? 取材を進めると自転車の交通ルールが今の道路事情などに合っていないことなどが分かってきました。 改定された自転車安全利用五則 マナーの悪い自転車利用者が多く、その無謀な運転が事故に結びついていることは紛れもない事実です。 そこで去年11月、国は自転車安全利用五則を改定しました。 ① 「車道が原則、左側を通行

なぜ40年も野放しに?住民大迷惑!川の不法占有【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

埼玉県越生町にある建築関係の会社が、町内を流れる橋戸川を不法占有し、川の上に大きな建物を建ててしまっている現場です。 それが原因で大雨の時には周辺では浸水被害が出ていますが、不法な状態は40年以上も続いています。 なぜそんなことになっているのか? 取材を進めると、なんと野放しにされていた違法な行為は他にもあったのです。 浸水被害とその原因 越生町が管理する橋戸川を建築会社がある下流へ進んでいくと、川の上を塞ぐように建物が建てられていました。 さらにその先に進んでいくと、川

あの噂の現場は、その後どうなったのか?【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

2022年、最後の「噂の現場」放送では、これまでに取材した現場のその後を追いました。 するとそこには、喜ぶ住民と怒りを増していた住民、それぞれの姿があったのです。 外環トンネル工事 陥没現場のその後 2年前、東京都調布市の閑静な住宅街で起きた陥没事故は今、住民への補償の段階に入っています。 地下で外環トンネルの工事を進めていた事業者は工事と陥没事故の因果関係を認め住民への補償を明言しましたが、住民の多くが不満を訴えています。 事業者は補償範囲を3つに区分けしました。 1つ

なぜ50年も解決しない?危険な駅【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

池袋から電車で約1時間、埼玉県の東武鉄道越生(おごせ)線川角駅。 この駅とその周辺は、毎朝、通学する学生と車で大混雑し、周辺の住民にも迷惑を及ぼしています。 しかもこの問題、50年以上続いているそうです。 なぜ混雑が続き、半世紀も解決しないのでしょうか。 ホーム、階段、改札、踏切、道路…すべて大渋滞 埼玉県中部の毛呂山町(もろやままち)にある、川角駅。 昼間はのどかなこの駅の周辺は、朝の通学時間帯は、大渋滞が発生します。 ホームは学生で一杯になり、逆側に渡る階段は身動きが

本当に必要なのか?町田市 美術館の隣に美術館【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

町田市在住の方から番組にメールをいただきました。 その主な内容は… というもの。 総額40億円をかけて、なぜ美術館の隣に美術館を建設するのか。 そして、住民が親しんできた、美術館の中の工房、版画工房をあえて外に作り直す理由とは… 美術館の隣に美術館 美術館の中に生活道路 駅から歩いて15分の町田市立芹が谷公園は、東京ドームおよそ3個分の広さ。 この公園内にある、国内唯一の版画中心の美術館が、町田市立国際版画美術館。 葛飾北斎ほか、2階展示室には貴重な版画作品を3万点以上

得体の知れない⁉データセンターに住民大反対!【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

私たちが日常的に使っているLINEやメールなどは送信者から直接受信者に送られているわけではありません。 必ずデータセンターという施設を経由し送受信されています。 社会のデジタル化が急速に進む今、データセンターは建設ラッシュとなっていますが、千葉県では住民が建設計画の見直しを強く訴えています。 一体なぜなのか? 「噂の現場」が取材しました。 データセンターとは? 大容量のサーバーや情報処理機器が置かれているデータセンターは、YouTubeやインスタグラムなどの配信にも必要で

許すまじ窃盗犯、第2弾!農作物盗難被害 その深刻な要因とは【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

農作物の盗難の問題第2弾。 前回、山梨の桃が大量に盗まれる被害を取材しましたが、その後もシャインマスカットをはじめ、様々な農作物が、全国で盗まれ続けています。 取材を続けて行くうちに、犯人像が明らかになってきました。 そして、盗難が続く根本的な原因に突き当たりました。 収穫日前日の計画的犯行? 山梨 シャインマスカット盗難被害の実態 窃盗が相次いだのは、葡萄の生産量日本一の山梨県。南アルプス市。 ある農家が被害に気がついたのは、収穫日の前日。 しかも発覚を遅らせるためか、