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経理部員が勝手にドラマ解説。最終話直前!「カクテル言葉」はあかり自身にも向けられている!?【ママはバーテンダー】

皆さまこんにちは。BS-TBS経理部の平林です。
早いもので3月となりました。会社や学校など様々な場面で別れが訪れる、ちょっぴり切ない季節ですね。
また、これまでの人生を振り返ったり、今後の進路や新たなチャレンジなどに思いを巡らせたりしている方も多いのではないでしょうか。
そんな悩める私たちの背中を押してくれるドラマ「ママはバーテンダー」も、ついに最終話を迎えます。

相談内容は作品全体の大きなテーマだった。

「どうしたら結婚できますか?」
第2話のお客様役は奥菜恵さんでした。

これまで、銀座の老舗バーを舞台に様々なゲストが伝説のバーテンダー・星野あかり(紫吹淳)に人生相談をしてきました。
その相談内容は結婚や恋愛に関することが妙に多かったように思い出されます。
おそらく作品の大きなテーマは「家族」、それも「多様な家族のかたち」なのでしょう。
かなりレアなケースから思わず「あるある」とうなずいてしまうものまで、人の数だけそれぞれの家族観がありました。
そして、もう一つこのドラマを語るうえで欠かせないのが「仕事」です。
特に「仕事に対する誇り」について、あかりやゲストたちの率直な気持ちが丁寧に描かれていましたよね。 

バーテンダーには逃げ場も相談相手も存在しない。

ストーリーが進むにつれてあかりの心境も大きく変化していますが、この変化は「家族」と「仕事」という両軸で語られています。
女手一つで2人の子どもを育てながら夜の世界で働き、家庭と仕事の両立に苦心する様子を、多くの言葉で語らずあかりの表情やエピソードで語る演出には毎回胸が張り裂けそうになりました。
 
家庭でも職場でもない「サードプレイス」であるバーが、込み入った話のしやすい場所であることは前回のコラムで触れましたが、それはお客さん側の話。
あかりにとってバーとは職場であり、家族のあり方にも関わる、職場と家庭の交差点のような存在なんです。
それが意味することは、あかりにとっては逃げ場も相談相手も存在しないこと。

「カクテル言葉」は、あかり自身にも向けられていた?

そんなあかりのカクテルに込められた「カクテル言葉」は、すべてあかり自身にも向けられていたのではないかと感じています。
第7話、「サイドカー」のカクテル言葉は「いつも二人で」。
夫婦やカップルにとってはロマンチックなカクテル言葉ですが、夫を亡くしているあかりにとってはとても切ない言葉です。
しかも子どもたちが「いつも二人で」晩ご飯を食べていることを思うと寂しさ倍増です。 

あかりの娘・愛菜(住田萌乃)と息子の大地(山田忠輝)

最終回には「世界一有名なスパイ」と同じカクテルを頼む男性が登場!

最終話ではあかりの亡き夫にそっくりな男性が登場し、これまで多くは語られてこなかったあかりの過去や心情にスポットが当たりそうです。

予告編でその男性がオーダーしていたのは「ウォッカマティーニを、ステアじゃなくシェイクで。」
世界一有名な「あのスパイ」の決め台詞ですね。
果たしてあかりは何を思い、何を決断するのでしょうか。
最終話からでもまだまだ間に合いますので、ぜひ皆さんと一緒に楽しみたいですね!

書いた人:BS-TBS 経理部 平林翔

「ママはバーテンダー」最終回は3月9日(木)放送です!
▽番組公式Twitter

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♬ Perch - May J.

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