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噂の!東京マガジン

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BS-TBSで放送中「噂の!東京マガジン」です。番組でお届けした内容ををnoteの記事としてお届けしていきます。
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#地方自治体

中学校統合計画に保護者困惑!なぜわざわざ、端の学校に統合?【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

平成の30年間で公立の小中学校が6000校以上減少するなど、近年、全国で行われている学校の統廃合。 岐阜県のある市では、9年前から中学校の統廃合について、行政と保護者の対立が続いています。 なぜ長期間、反対が続いているのでしょうか。 恵那市南部5地区の中学校 26年度に山岡中学に統合される計画 岐阜県の南東部に位置する恵那市。 その南部には、合わせると名古屋市よりも広大な5つの地区があります。 現在、この南部各地区に5つある中学校が、2年後の2026年度に、西の端にある山

なぜ突然止まったのか?学校給食が抱える課題とは【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

2023年9月、広島市の食堂運営会社の経営が悪化し、各地で給食の提供がストップ。 広島をはじめ、岩手・静岡・香川など13府県、64のさまざまな学校(高校や学生寮・特別支援学校など)の給食に影響が出ました。 なぜこれほど多くの学校で、給食がストップする事態が起きたのか。 当時の現場の混乱ぶりと、学校給食事業が抱える課題を取材しました。 突然給食がストップ 生徒と学校関係者が語る当時の混乱ぶり 静岡県立沼津工業高等学校。 こちらの学校には調理室があり、広島の運営会社から雇われ

その後の“現場”スペシャル!モンスターウルフ・50年混雑の駅・ゆるキャラのその後【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

かつて取材した「現場」のその後を探る「その後の現場」。 今回は、野生動物追い払いロボット「モンスターウルフ」、改札口が一つしかなく50年以上混雑が続いていた埼玉県の川角駅、そして茨城県のゆるキャラの「その後」を取材。 それぞれの予想外の「その後」とは…… 野生動物追払ロボ「モンスターウルフ」のその後 最新型「ウルフムーバー」 とは 番組が2017年から取材し続けてきた「モンスターウルフ」。 狼の姿、鋭い眼光や音声で、これまで多くの畑で効果を発揮。 2年前の取材ではタイヤが

一体なぜ?公共施設がボロボロなのに豪華施設を計画する久喜市【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

埼玉県久喜市で、中学校の校舎や駅前の歩道橋など、多くの公共施設が老朽化。 一部の施設では事故が起きているのに、修理が進まず、問題になっています。 一方で市は、多額の予算が必要な、ある豪華施設の建設を計画。 一体どういうことなのか? 市民はどう感じているのか? くわしく取材しました。 都心まで50分のベッドタウン 埼玉県久喜市 埼玉県の北東部に位置する久喜市は、人口およそ15万人のベッドタウン。 都心まではおよそ50分と、アクセスも良好です。 久喜市は50年ほど前のベビーブ

なぜ閉鎖?誰が決めた?今後が不安!駅のトイレ廃止問題【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

千葉県中部、大網白里市のJR永田駅で、今年2月から駅構内のトイレが閉鎖されてしまい、鉄道の利用者から、不満の声が上がっています。 誰が、どんな理由で閉鎖したのか。 それによってどんな困った事態になっているのでしょうか。 経費削減のため駅トイレ廃止 代わりは車両のトイレ? 東京から電車で70分。 JRの外房線と京葉線が走る、永田駅。 元地区長でもある地元住民によると、JRは経費削減のため、永田駅構内のトイレを閉鎖。 今後は鉄道の車両に設置されたトイレを使用するように言われた

急に空き家が自分のものに…どうしたらいいのか?困った空き家問題【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

増え続ける空き家。 国の調査では、現在、家屋の7軒に1軒が空き家という状態です。 そんな中、国は今年3月、空き家を減らす対策として、空家特措法の改正案を提出。 管理が行き届いていない空き家には、これまであった固定資産税を減額する住宅用地特例を解除する、としました。 しかしその方策で、本当に空き家が減るのでしょうか? 各地の空き家の持ち主に話を聞くと、やむをえず所有することになり、売りたくてもなかなか売れない事情が、明らかになりました。 千葉・館山 やむを得ず引き継いだ「特定

歓迎?迷惑?どうするインスタ映え観光地の撮影ルール【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

新型コロナの位置づけが、5月8日でインフルエンザなどと同じ「5類」に引き下げられ、これまでにあった、外出自粛の要請がなくなりました。 そんな中、各地の観光地で、写真を撮る観光客のトラブルが多発しています。 歓迎したい観光業者と、行動を規制したい地元住民とで、意見が分かれているようです。 富士山&レトロな商店街 両方を撮影するため車道に出る外国人観光客 山梨と静岡の県境に位置する、富士山の麓の町、富士吉田市。 こちらでは、昨年末ごろから、レトロな商店街と富士山を一緒に写すた

山奥の民家に謎の訪問者 その正体は?【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

千葉県市原市の山奥の民家に「何かないか?何かないか?」と言いながら、しつこく現れる謎の訪問者がいるといいます。 その迷惑な行為に困っている住民から番組にメールをいただき、取材を始めました。 「謎の訪問者」とは一体何者なのか? 取材を進めると、驚いたことに以前、「噂の現場」で取り上げたあの迷惑施設と繋がっていたのです。 謎の訪問者の正体 メールをくださったAさんの自宅は山奥の一軒家。 そこに謎の訪問者が現れるようになったのは2年ほど前だといいます。 ほとんどの場合2人で来る

なぜ出現?対策は?巨大な金属の山に住民大迷惑【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

近年、住宅地の近辺に、金属の廃品を大量に山積みする、「金属スクラップヤード」と呼ばれる施設が急増。 周辺住民が、騒音など、環境の悪化に悩まされ続けています。 一体誰が、金属スクラップを持ち込んでいるのか。 またこのような施設が近年になって増加したのは、なぜなのでしょうか。 千葉・袖ヶ浦市 高さ10m以上の金属スクラップの山も!市内に9か所 袖ヶ浦市の住宅地そばの道路沿いに、6年ほど前に出現した、金属スクラップの山。 付近の幼稚園は、朝夕、出入りするダンプの騒音に悩まされ、

成年後見制度の闇とは?【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

多くの金融機関では預金者が認知症だと分かると意思確認ができない状態と判断し口座を凍結されてしまいます。 たとえ預金者の委任状を持っている家族であっても預金をおろすことはできません。 そんな困った事態に対処するために2000年に始まったのが「成年後見制度」。 認知症や障害などがあり自分で物事を決めることが難しい人を親族や第三者である弁護士などの後見人がサポートする制度です。 現在、後見人の8割以上を弁護士が担っていますが、後見されている人の家族などから「親に会わせてもらえない」

日比谷公園再整備で伐採に大反対!【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

また東京都による樹木の伐採に都民が反対しています。 現場は、開園して以来「洋食・洋楽・洋花」という3つの洋を日本に伝え、日比谷公会堂や野外大音楽堂、通称“野音”があることでも有名で、今年120周年を迎えた都立日比谷公園です。 都は銀座や丸の内にも近いという好立地を活かすべく再整備を計画していますが、それに伴い何本もの樹木が伐採される可能性があると、元日比谷公園の管理所長など都民が計画の見直しを訴えています。 そこで「噂の現場」は、「一体どんな計画なのか?」を取材しました。

なぜ直さず放置?このままでいいのか!危険な橋のナゾ【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

全国には、修理されないために通行できず、近隣住民が困っている橋が多数あります。 それらの橋を、自治体はなぜ直さないのか? その状況を改善するために、国が始めた新たな対策とは? さまざまな橋の実態を、取材しました。 全国に359も!緊急に措置をすべきなのに、手つかずの橋 2012年の笹子トンネルの事故以降、国は橋や道路、トンネルなどインフラの点検を自治体に義務づけています。 その調査結果をまとめた「損傷マップ」によると、健全性が最低レベルの「緊急に措置を講ずべき」橋は全国に

なぜか長年通行できない!税金のムダ遣い?都内に点在する開かずの大橋【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

東京・あきる野市に、東京都が建設し、完成してから10年経つにも関わらず、全面開通していない橋があります。 またお台場には、同じく東京都が建設しながら、完成後8年で閉鎖されたままの橋があります。 一体なぜ「開かずの大橋」になってしまったのか? 詳しく取材しました。 完成から10年経っても全面開通せず あきる野市 建設費16億円の草花大橋 あきる野市の住宅街で、平井川という川にかかる「草花大橋」。 東京都が2013年に竣工。全長は約200m、建設費は16億円。 付近には橋が開

増えたハトのエサやりで被害拡大【噂の!東京マガジン「噂の現場」】

今回の噂の現場は、神奈川県川崎市にお住まいの方から番組へいただいたメールをきっかけに取材を始めました。 そのメールには「近所の公園でハトにエサをやる人が増えていて困っています。遊具は糞だらけで子供が遊べません。公園周辺の歩道も糞だらけです」と書かれていました。 そして、スタッフが改めてハトの被害について調べてみると今、全国で広がっていることが分かってきたのです。 川崎市の児童公園での被害 エサやりが行われているという公園へ行ってみると無数のハトが目に飛び込んで来ました。